緊急時、私にできる事!

 スポーツや芸事の世界では、「一日休めば15日前に戻る」「一日休めば取り戻すのに三日かかる」とよく言われています。

これは学力も同じです。中学、高校と言えば、新しい知識をまるでスポンジが水を吸い込むように吸収していく時期です。

この大事な時期に「休校措置」。その上家でも家庭学習の時間がゼロということになると、子どもたちの学力低下は免れないでしょう。

 M'Sは保護者の皆さまの協力と理解もあり休校とせず教室を続けているわけですが、そこで塾生たちに家での生活ぶりを聞くと、家でゴロゴロ、ゲームしたりユーチューブを見たり、友達とゲームセンターに行ってたりという始末です。

 ところが逆に「暇だからやってきた」とワークを何ページもしてくる人、残っていたテキストすべてを家でやり上げ、塾で「さあ、なにをする?」となり、新しい学年の教材に早々に取りかかる人。

前者と後者、大きな差がつくのは明らかです。

特に小6(新中1)は本当にやる気もあり勉強が好きなの?というぐらい食いついてくるので、中学で10番以内に何人入るかがとても楽しみな学年です。

 心配なのは中1!基礎学力テストの学年平均点を見ると今までの学年と比べてもかなり低く、私としてもかなりショックな結果でした。

 昔は、教え子に志望校に入るために家に泊まりこませて指導したり、毎日30分塾に来させ単語を覚えさせたり、深夜まで残して何時間も補習させたりと、家の者が引くくらいの熱血ぶりでした。

 それが近年、1時間ほど残すとお父様からのクレーム。

1人に目をかけて補習をすると周りの保護者からのクレーム。

もちろん思いを伝えていただけるほうが気付くのです。「1人ひとりに平等に!」ということに‼

でも指導者も人間であり、一生懸命な人には何かしてあげたくなるものです。そんな気持ちを押し殺し、「フェア」であることを心がけてきました。個別の人もいる中、1対1や2対1の補習も頻繫にできなくなりました。

 

中1の基礎学力テストの結果、、、、おそらく保護者の方以上に衝撃を受けたのは私自身です。

「M'Sに行けば成績が上がる」と信じて通ってくれている塾生の皆さんの中に塾が役に立ててないと感じている人がいれば、それはすべて指導者の責任です。

全て私が悪かったのです。本当に責任を感じています。

 普段は部活やなんやで時間がない、夏や春の講習時には教室がない。しかし今は生徒たちは家にいる。時間を持て余したこの時期がチャンスだと考えました。(不謹慎と思われるかももしれませんが)

 中1の保護者にLINEを送り、平日家にいる時に苦手科目の補習をする旨を伝えました。本当にやらなければ!という意欲のある人にはできるだけのことをさせていただきます。

 小学生や中2の保護者の方には補習のLINEは送っていません。

もしもご要望があればお応えします。ブログを見たとおっしゃってください。

 

 コロナウイルスで今世界中が大変な時です。

自分にできる事は何か?できる時にできる範囲で誰かの役に立ちたいと考えています。