徳島の高校入試の特異性

  先日、塾専用教材の展示会があり行ってきました。
  彩りよく並べられた気の遠くなるほど多くの教材の中から塾生に合ったレベルのものを探し出すのも私の役目ですが、教材業者の方とお話をし、他県の中学校との比較、今年の高校入試の傾向、今年の中3のレベルなどなどを聞き出すのも私の大きな仕事の1つでもあります。

  教材業者の人とは、各県を周り、教育関係者とのパイプもあり、各都道府県の入試制度にも詳しく、
熱心に入試の傾向を研究し続けている、言わば聞けばすぐに答えてくれるインターネットのような存在なのです。

  まずは、徳島県の高校入試の特異性について語ってくれました。
徳島のすべての高校の倍率が低く、中学校の教員たちは倍率を限りなく1に近づける。そんな県は徳島だけで、他県にはない。
故に徳島の中学生たちは勉強しなくても高校に入れる。だからしない。

   去年のセンター試験のランキングで徳島は44位でした。
当然の結果でしょうと、業者さんは言います。

   勉強の癖がついてない学生が高校に入り、急にできるわけがない。だからなのか、元総選校のような有名進学高校でさえ、中間、期末テストのなんて簡単なことか!生徒救済のためかもしれないが、定期テストを教科書から出す進学校なんて他の県にはない!
徳島県の高校の定期テストは日本一簡単😱      だそうです。

   今年の高校入試の傾向については、保護者との懇談の時にでもお話することにしましょう。