国語のお話

 先日徳島新聞に全国学力テストの結果が掲載されました。この記事、夏期講習で私たち講師が生徒に対して抱いた感覚とあまりにもつながります。言い方をかえれば、この結果は当然といえば当然。

 

さて、何が当然なのか、個人的な意見ですがすこし・・・

 

夏期講習でショックだったことの一つに、小学生が国語の未読文を読解できないということがあります。

 

日頃、教科書に準拠した問題を解いている子供たちにとって、初見の問題は難しいでしょう。実際に夏期講習用テキストを解いてみても・・・「わからない」「習っていない」を連発するのです。確かに「わからない」のでしょうが、「習っていない」ことは決してありません。

 

今の子供たちは、「自ら学び考える」ことが少なくなっていると感じます。問題を読み込まないどころか、最後まで読まず諦めてしまいます。

しかし、高校・大学受験では、国語力が必ず必要になります。特に大学受験は「国語がカギ」と言われています。問題を解く力を早くから身につけなければなりません。

 

また、文章を書く力も求められます。たちまち中学生になると、基礎学力テストはもちろん入試においても、国語の20点が作文です。自分の考えや思いを文章で伝える練習をしていく必要があります。文章力というのは後に社会に出て必要とされるコミュニケーション能力につながります。新聞や小説を読み、まず活字に慣れることから始めてはどうでしょう。

 

とは言っても本の嫌いな人に読書を求めるのは難しいことかもしれません。生徒の一人に「わからない漢字をとばして読んでいたら内容が全くわからなかった。」という人もいます。携帯電話やスマホの普及から、漢字が書けない人が増えているのです。漢検を利用して学年相当の級を勉強してみるのも一つの方法ですね。

 

国語に関しては、よく「勉強の方法がわからない」という声を聞きます。M’Sではできる限り、みなさんのバックアップをさせていただくつもりです。

 

秋冬に向けM’Sの恒例行事が続きます。ハロウィン、クリスマス発表会・・・楽しい時間にしていきましょう。